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2012年11月29日 七厘

待ちに待っていたこの日がとうとう訪れた。
多くの肉好きにとって特別な日であろう11月29日、良い肉の日は1ヵ月以上前からこの三ノ輪七厘で悶絶コースを頂くと決めていた。

私にとって初めての悶絶コースにであうその瞬間は、やはり特別な日に設定したい。
そんな期待に高鳴る胸を抑え、愛馬日比谷線にて三ノ輪を目指す。

タン元/ハラミ
タン元
毎度幻のタンでお馴染みのタン元、この日タンは近江牛のタンで、少し寝かし肉の旨みをぎゅっと閉じ込めたものとのこと。
ザクザクとした歯触りは何時ものごとく素晴らしく、その芳醇な香りは私を酔わせ軽い眩暈を起こす程。
口の中に溢れる濃厚で上品な旨みは、口から体の隅々まで染み渡る様で、食べる人間にうっとりと恍惚的な笑いをもたらす。
☆5+

ハラミ
ハラミもタンと同じく近江牛の物。
焼いている最中から素晴らしく芳醇な香りがふわふわと当りに漂い、焼きあがる頃にはその香りは更に鮮烈なものに。
しっかりとしていながら繊細な肉繊維一本からあふれ出す旨みの洪水に溺れそうになりながら一口ひと口集中しながら味わい尽くす。
その芸術的といえるほどの旨さに、私はただ感動するばかりだ。
☆5+
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カイノミ
憎らしいほどに肉々しいカイノミは、非常にふわっとしており程良い柔らかさが心地よく、濃厚な赤身のコクといかにも肉らしい香りが鼻腔をくすぐる。
この様な隠し包丁が入っているカットの場合、肉汁の流出が激しいといった経験が多いのだが、このカイノミについては、激しい肉汁の流出は見受けられなかった。
部位の問題なのか、それとも肉質の問題なのか、はたまた隠し包丁の入れ方の問題なのかは定かではないが非常に興味深い。
それにしても旨い。
☆5+
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サラダ
肉割烹 中村屋以外で七厘のサラダを食べるのはもしかしたら初かもしれない。
味付けのしっかりしたドレッシングは、強めの味付けだがしょっぱすぎず、お酒を飲む飲まないに関係なく楽しめるギリギリの味付けだ。
にんにくの香り、レモンの酸味と強めの塩気がかなり私好みで、あっという間になくなってしまった。
キムチもいいけどこのサラダもいいなあ。今度から時々キムチの代わりに頼んでみよう。
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キムチ盛り合わせ
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みすじ/うわみすじ
みすじ
この日のみすじは私の人生で食べたみすじのの中で間違いなくTOP3に入るほどのクオリティだった。
個人的にみすじは、美味しい物でも後味にほんの少し雑味が残るものが多いように感じるのだが、このみすじは雑味がほぼ一切なく非常にクリアな旨みで、後味も心地よい香りと旨みしか残らない。
サシはどこまでも甘く繊細で香り高く、赤身のコクも非常に深い。
また、そのサシと赤身の均整の取れたバランスが非常に素晴らしいのだ。
これはちょっと私の焼肉人生のみすじ分野でちょっとした革命かもしれない…そんな風に思う程に衝撃的な1枚だった。
☆5+

うわみすじ
まるでヒレのようなフワッとした食感で、その柔らかさは唇で切れる程。
口に含んだ瞬間繊細で柔らかな香りが吹き荒れたかと思うと、儚くほぐれる肉繊維と共にふわりふわりと柔らかくやさしく膨らみ、まるで霞で紡いだ絹糸のように美しく儚くその姿を消してゆく。
しかし同時にその繊細な香りと食感からは想像がつかない程の濃厚な旨みが雄大なる大地のようにどっしりと腰を下ろし、絹糸のように繊細な香りを包み込みそこに閉じ込める。
私は憧憬ともにそれを見送り、ただそこにある幸福という名の口福を噛みしめるのだ。
☆5+
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ヒレ
ふわりと繊細な食感のヒレは香り高く、しっとりとした口当たり。
ヒレ特有のたぐいまれなる柔らかさは歯に何のプレッシャーも与えず口の中で儚く脆くほぐれてゆく。
さっぱりとしていながらしっかりとした旨みが、ほろりと崩れる肉繊維からはっきりと感じられるその様は焼き物の〆に相応しい存在。
どこまでも旨く罪深く私を魅了する。
☆5
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白センマイの甘酢和え
口直しに出てきた白センマイの甘酢和えは、コリコリとした小気味よい食感が楽しい。
さっぱりとした甘酢の酸味と、すっきりとした生姜の香りが、肉で占有されつつある胃袋を膨らませる。
しゃぶしゃぶへの臨戦態勢を整えるための素晴らしい相棒になった。
☆4
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しゃぶしゃぶ
今回の悶絶コースのメインともいえるしゃぶしゃぶ。
いつもお肉のトップバッターとして現れる七厘の極上サーロインをしゃぶしゃぶにて頂くという何とも贅沢なメニュー。
美しいレッドカーペットよろしく、大皿に鎮座するその姿は私の目を捕えは離さない。

レッドカーペット共に現れた美しく盛られた野菜の大半を占めるネギ。
今回のしゃぶしゃぶの名脇役といえるこちらのネギは、軟白ネギというもので白根が多く、辛味が少なく甘みの強いものを前日から水にさらし準備したもの。

一緒に提供された卵を溶き、特製ポン酢にスダチを絞れば準備完了。
料理長の大竹さん自ら、食べ方のレクチャーと共に1枚目を仕上げてくださる。

鰹と昆布で取られた輪郭のはっきりした出汁が、サーロインを纏いネギと共に優しく掬い上げられ、卵のプールへとダイブする。
卵を纏ったサーロインは滑らかな口当たりで濃厚な味わい、そこに程良く熱の入ったネギのシャキっとした食感と香りのコントラストが素晴らしい。
しっかりとした出汁と卵のまろやかさのバランスも秀逸。
この季節にピッタリの一品だ。
勿論サーロインはもう一皿(1人2枚分)を追加オーダー。
ただしかなり食べ応えがあるため、お肉の追加は胃袋に自信のある方のみ挑戦してほしい。
☆5
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うどん
しゃぶしゃぶの〆に現れたのは平打ちのうどん。
その薄い見た目からは想像できない程もちもちっとした食感で、口当たりはつるりと滑らかで、まるでパスタの様な食感。(まあうどんは日本のパスタなのだが)
また、表面積の多さのせいだろう短時間で引き揚げても出汁が良く絡み、しっかりと味が付いている。
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肩コブのローストビーフ和風ソース
悶絶コースを一通り堪能した私はかなりの満腹状態。
久々に少し動くのが苦しいレベルであったため、しばし休憩をしていた。
そこに料理長の大竹さんが、「趣味で作った」と冗談を言いながら持ってきてくださったのがこちら、肩コブのローストビーフ和風ソース掛け。
ふわッとした柔らかで上品な食感で、肉の旨みがぎっしりと詰まっている。
また、和風ソースは生姜が効いていてサッパリとしており、満腹状態だったはずの私の胃袋にあっという間に収まってしまった。
☆5
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ローストビーフを平らげ再びまったりしていた我々のもとへ今度は中原さんが大竹さんと同じように「趣味で作りました」と持っててくださったのがこちらのお皿。
ドキドキしながらふたをあけ、出てきたものを見て思わず爆笑。
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何ともお茶目な悪戯ですね。
中原画伯の書かれた芸術作品からは、なぜか杏仁豆腐の香りがしました。
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デザート
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テーマ : 焼肉
ジャンル : グルメ

2012年11月28日 銀座コバウ

焼肉好きの方々の間で、最近良い噂をよく耳にするコバウ。
どうも凄まじいスピードで進化を遂げているとのこと。
その中で11月中旬にメニューのリニューアルを行うという話もあり、私はいてもたってもいられなくなってしまっていた。

そのリニューアルメニューを頂くため、1129前哨戦として銀座へ向かう。

今回は銀座コバウの全てが分かるというコース「コバウコース」と「特選コース」より、コバウコースを選択。
期待に胸を膨らませながら、コバウコースの幕が開かれるのを待ちわびる。


お通し
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ナムル盛り合わせ
前菜として提供されたナムル盛り合わせ。
1人前ずつの提供される。
こういう小分けの提供方法は、女性同士や会社の人と来るときなどありがたいですね。
味も私好みの味。
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肩三角のタタキ
こちらも前菜の肩三角のタタキ。
甘みとしっかりしたコクがあり、柔らかな歯触りで香りも良い。
酢味噌と塩胡麻油で提供されていたが、個人的にはタレと一緒に出てきた醤油で食べるのが一番好みの味だった。
これはおいしい!
☆4
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新鮮レバー焼き
コースとは別でオーダーした新鮮レバー焼き。
プルンと直立不動の見た目は非常に美しく、ネットリとした舌触りは素晴らしいが、少し臭みを感じた。
甘み派はまあまあといったところ。
レバー見た目では予測できないから難しいですよね。
☆3
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炙りユッケ
リブロースを使用した炙りユッケで、こちらもコースとは別で単品オーダー。
甘めのタレと肉の甘み、コクが非常にマッチいしていて、かなり好みの味。
ネットリと舌に絡みつく食感も堪らない。
女性に好まれそうな可愛らしい盛り付けも好印象。
素晴らしい。
☆5
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タン先とタンゲタ
黒毛和牛タン3種盛りを頼もうと思ったのだが、コースにタン先とタンゲタが含まれているとのことで、とりあえず保留し、タン先とタンゲタを頂く。
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タン先
片面焼きで頂いたタン先はお好みで添え付けのネギ挟んでいただく。
しっかりと旨みがあり、中々旨い。
薄く均一にカットされているのも食べやすく、非常に嬉しい。
何も考えずに生のネギをたっぷり挟んだが、少しネギが強くタンの香りを邪魔してしまったように感じたのが今回はちょっと自分的失敗。
次回はネギを少し炙って温めてから申し越し少量で食べてみようと思う。(ネギが好きなのでついつい入れたくなってしまう)
☆3.5
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タンゲタ
しっかりと火を入れたタンゲタを奥歯で噛みしめると、ジュワーっと雄々しい肉汁がとめどなく溢れてくる。
肉の旨みしっかりしており、さすが黒タンといった印象。
旨いなあ。
☆4
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リブロース/シンシン
リブロース
初回来訪時からかなりの高い肉オリティであったリブロースはリニューアル後も勿論健在。
サシと赤身のバランスが良く、香りが強い。
また、タレの甘みと肉の甘みが非常にマッチしておりいくらでも食べられてしまいそうな錯覚に陥る。
やはり旨い!
☆5

シンシン
肉らしい赤身の旨みが濃厚で、こちらもレベルの高さが伺える。
食感は非常にしっとりとしており、赤身のコクの中で感じられるサシの甘みも非常に心地よい。
攻守攻防の取れた味といったところだろうか。
いやあ旨いよ。
☆4
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肩三角
赤身のコクがしっかりしており、鼻腔をくすぐる香りも素晴らしい。
タレの甘みの主張が強い中、肉の旨みがそれに負けずしっかりと自身の主張をしているように感じる。
これもかなりうまいね。
☆4.5
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ランプ
適度な薄さにカットされたランプは、ふんわりと柔らかなでしっとりした口当たり。
噛みほぐしてゆくと、濃厚な赤身の旨みがあくまで優しく優しく口の中に広がってゆく。
その口の中で儚く消えゆくランプを私は心行くまで味わうのだ。
☆4
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サラダ
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サガリ
アッサリとした印象のサガリだが、溢れる肉汁は非常にしっかりとしたものでガーリックチップが非常に良いアクセントになっている。
このガーリックチップは青森県産のニンニクをお店で揚げて作っているとのこと。
低温で丁寧に時間をかけて揚げたのであろうガーリックチップは、それ自体が非常においしく細かい部分までこだっている姿勢が伺える。
☆4.5
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リブロースの握り
手鞠寿司のように丸く握られたシャリの上に、炙ったリブロースがふんわりとかけられている。
お肉自体は非常に美味しいのだが、シャリが少し大きくもったりとした印象を受けた。
また、好みかもしれないが、シャリ自体がもちもちとした食感で、肉との食感のバランスが悪く感じる。
個人的にはもっと堅めのシャリの方が好み。
☆3.5
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ヒレ/カタシン
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ヒレ
保存状態の問題だろうか、かなり味が抜けてしまっており、更には強い臭みが出ている。
全体的に非常にいい流れで来ていたため、これは正直残念かな。
☆1
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カタシン
水菜などの香味野菜と、おろしポン酢で頂くスタイル。
最近ときどき見かけるこの食べ方。
正直本家以外はどこも肉の旨みが薄く、野菜とおろしポン酢に肉の味が負けている印象を受けることが多いが、こちらは赤身の旨みが香味野菜とおろしポン酢にも負けていない。
☆3.5
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すきしゃぶ
甘みの強い割り下をたっぷり鍋に注ぎ下仁田ネギと共に火を入れ、お肉をしゃぶしゃぶの様にくぐらせネギと共に溶き卵につけて食べるスタイル。
割り下の甘みはかなり強めだが、食べ方のスタイルがすき焼きではなくしゃぶしゃぶ調のため、非常にあっさりと食べることが出来る。
かなり好きな味。
☆4.5
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リブロース(タレ)
追加注文のリブロースは一人前をタレと塩で半々で出していただいた。
片面を香ばしく焼き上げ、すきしゃぶで使用した溶き卵にダイブさせ一口で。
これも旨いなあ。
残念だったのは溶き卵にすきしゃぶの割り下を加えることを忘れたこと。
次は残った卵に割り下を加えてリブロース追加注文+TKGで食べてみるのもいいなあ。
☆5
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リブロース(塩)
塩でお願いしたリブロースは、少しだけ炙って山葵を少し多めに乗せ、香りづけに醤油をごく少量付けて頂いた。
脂の香りと醤油の香、サシの甘みと肉の旨みが相まって非常に素晴らしいポテンシャルを発揮していた。
旨い。
☆5
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エンピツ
追加オーダーを取る際に、お店の方からおすすめされたエンピツ。
エンピツを食べるのはかなり久しぶりなのと、一連の流れのクオリティの高さに期待を膨らませて待っていた所、現れたのはこれまた素晴らしい見た目のエンピツ。
コロンとした見た目は何故か初々しくも可愛らしい。
上下をカリカリに焼きながらじっくりと熱を入れたエンピツに、青森県産のガーリックチップと山葵をのせ一口で頬張る。
まず初めに脂の旨みと甘みが口の中に広がり、そのあとほんの少し遅れて肉の旨みと香りがふわ~っと広がる。
サシがしっかりしているため、小ぶりとはいえかなりの存在感。むしろこのくらいのカットが丁度良い。
久々のエンピツとの邂逅、そしてその肉オリティに私の顔はだらしなく緩む。
☆5+
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坦々冷麺
前回こちらを頂いてかなり好きな味だったため、コースの〆の一品の一つは坦々冷麺をオーダー。
胡麻の香りと濃厚な味、そして酸味のバランスが丁度良く私好みの坦々冷麺。
胡麻好きはぜひ食べて欲しい一品。
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ビビンバ
ナムルが好きな味だったため、もう一品の〆はビビンバを選択。
成程味付けは好きなタイプで普通においしいのだが、寿司で感じた事と同様にご飯の固さがあまり好みではない。
というよりは、ごはんがかなりむちむちもちもちっとしたタイプだったため、全体を混ぜる時にかなり苦心した。
個人的にはこういうメニューの時はもちもちしたタイプのご飯より、少し固めが好きだな。
とはいえ味付け自体は好みなので満足。
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きなこアイス
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今回のリニューアルには結構期待をしていた自分がいるのだが、今回体験したものは私の予想を遥かに超えていた。
しかも私が前回初めてこちらの店に伺った日から、リニューアルまで何と約2ヶ月半しかたっていないのだ。
この約2ヶ月半の間に、このコバウにいったい何が起こったのだというのだろうか。
短期間での恐ろしい程の飛躍とそのたゆまぬ研究心にただただ驚かされるばかりだ。

今後の更なるコバウの進化に胸を膨らませ、私は銀座を後にした。

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2012年11月27日 七厘

普段気づけば肉のことを考えている私。
それは勿論会社にいても同じことで、時折白昼夢のように肉の事をうっとりと考える。

そんな私の会社での日常会話は勿論主に『肉』だ。
私の炭火のようなじわじわとした熱にあてられた方々が焼肉に行きたいとのこと。
参加者一同仕事を終わらせ、三ノ輪へ向かう。


キムチ盛り合わせ
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七厘ボール
荒川フードフェスティバルで個人的にずいぶんお世話になった七厘ボール。
サクッとした衣の中に詰まったジューシーなメンチが堪らない。
ビール片手に延々とパクつきたい衝動に駆られる。
(ちなみに私は荒川フードフェスティバルでは15個食べた)
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幻のタン
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タン元
その艶めかしい断面に参加者一同興奮を隠し得ないタン元。
サクッとした小気味よい歯触りを楽しんだ後は、ジュワーッとあふれ出す旨みに流されるようにその旨みを味わい尽くす。
鼻から抜ける上品な香りは思わずため息を漏らすほどに何とも言えない官能の味。
旨い。素晴らしく旨い。
☆5
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タンゲタ
タン元は文句なしに旨い。
その繊細さと豪快さのまじりあった旨さはまさに旨みの混沌といえるほどで、食べる人を官能の渦に巻き込むことは間違いないのだが、タンゲタもタン元とは違った素晴らしい旨さがあると私は個人的に思う。
まさにホルモンといった印象のタンゲタは、噛みしめると雄々しい旨みの洪水をこれでもか、これでもかと口の中に絶えず引き起こす。
そしてそのコスパの良さも魅力の一つだろう。
焼肉屋さんと話していると、タンゲタはあまり出る部位ではないという話を良く聞くが、是非タンゲタも食べて欲しいものだ。
☆5
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タン先
テロッと横たわるその断面は、うっすら桜色で何とも可愛らしい様子。
今回は片面焼きでレアの部分と焼かれた部分を両方味わった。
舌に触れるそれは何とも優しく艶めかしく、私の舌を包み込む。
旨いタンはタン先も勿論旨いのだ。
☆5
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サーロイン
サラっとした上質な脂を程良く含んだサーロインは、炭によって少しだけ香ばしさを与え、その脂一滴もこぼさぬよう一口で頬張る。その滑らかで繊細な口当たりを静かに主張したかと思うと、自身の旨みと香りと強烈なまでの印象として残しながら儚くほぐれ消えてゆく。
それはまるで淡雪のように美しく私の心を魅了する。
☆5
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サガリ
会えてしまった、出会えてしまった私の大好きなサガリに!
肉汁をふんだんに含んだサガリは、まるで暴れん坊のように口の中で自身の肉汁というポテンシャルを爆発させる。
香りと共にあふれ出すコク、旨み、サシの旨みが渾然一体となっている。
その旨みは思わずこぶしを握り締めてしまう程だ。
☆5
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サガリのコブ
サガリを更に濃厚にしたサガリのコブはもはや語るべくもない。
私の稚拙な表現力では、この素晴らしさの100万分の1も伝えることが出来ない事が何とももどかしい。
さらっとした肉汁が口の中に現れたかと思うと、すぐ様香りが鼻から抜けてゆく。
その旨みの強烈さと言ったら、まるで脳内からアドレナリンが放出される音が耳の奥で響く音が聞こえるのではと錯覚するほどだ。
素晴らしいサガリのコブを噛みしめながら私は拳を握り、その素晴らしい美肉の素晴らしさを体一杯で味わった。
☆5+
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トモサンカク
赤身とサシのバランスが何とも秀逸なトモサンカク。
ふわっと赤身の味が最初に来たあと、サシの旨みが何とも言えないバランスで口の中に広がってゆく。
どちらかというと私はウデの方が好きなのだが、このトモサンカクにはやられた。
私がウデを好きなことを知っていて敢えて入れたというこのトモサンカク。
敢えて好きな部位ではなく、そんなに好きではない部位を入れ、それで唸らせるという中原さんの演出。
その演出にいとも簡単にいつも唸らせられる私。
堪らなく好きな瞬間だ。
☆5
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ウワミスジ
ふんわりと適度な柔らかさのウワミスジは、噛んだ瞬間に濃厚な赤身のコクと旨みがジュワーっと口の中に溢れだす。
そのうまさは飲み込むのが惜しい程で、その後ろ姿を探しながら最後の最後までその旨みと香りを味わい尽くす。
その残像が消え、意識が手元へ戻ってきた時分に気づくは、自分の力の抜けた笑顔。
旨い物はそれだけで人を笑顔にする、なんと素晴らしいことだろうか。
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イチボ
しっかりした食感を歯で楽しみながら肉繊維を一つ一つ噛み解いてゆく。
奥歯で噛みしめる度に、赤身のコクと旨みが口の中に溢れだしてゆく。
七厘でイチボを食べるのは久々の気がするが、やはり旨いね。
☆4.5
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ヒレ
コロンとした出で立ちのヒレは見ているだけで思わず笑みがこぼれる程。
ふんわりと歯にあたりほぐれるヒレ特有の肉繊維は、口の中にこれでもかと旨みを伝えてゆく。
私はその旨みを体の隅々までいきわたらせ、その全てを味わい尽くす。
ただただ旨い。
☆5
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切り落とし
これは切り落としじゃない、といつも思う。
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七厘のような素晴らしい焼肉を知って残念なことは、もう初めて味わった時の感動が2度と味わえないことだ。
勿論回数を重ねても、これからも七厘は私に感動を与えてくれるし、その素晴らしい肉達に私はいつだって素晴らしい充足感と興奮を得ることができるだろう。

けれど初めて七厘を体験したときのありえない程の衝撃、興奮、その驚きは今でも記憶に新しい。
初七厘の方たちの衝撃的な表情・反応をみて、かつての私と重ねその鮮烈な初体験を疑似的に味わったが、やはり私ももう一度七厘を知らなかったころに戻って、初体験の衝撃を味わいたい。

もしかなうなら、過去の自分に戻って七厘の感動を味わう一瞬を再び味わいたいなどと妄想はなだしいことをぼんやりと考える日々。

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2012年11月23日 ホルモン酒場焼酎屋 わ

若かりし頃時々行っていた吉祥寺。
ハモニカ横丁で飲んでそのまま朝まで飲み続けていたかつては今では思い出となり、年を重ねてから吉祥寺に赴くことはあまりなくなった。
そんな私に再度吉祥寺に足を踏み入れさせるきっかけになったのはこちら「わ」だ。
連休初日という事もあり、ホルモン酒場 焼酎家「わ」に向かうため、かつての愛馬井の頭線にまたがる。


チャンジャ
酒場という事もあり、この日はまずはビールをオーダー。
この店では普段のアルコール無しの規律を忘れて一杯やるのが私のジャスティス。
そしてこのチャンジャが無茶苦茶に旨いのだ。
チャンジャ、ビール、チャンジャ、ビールという無限のループに自ら入り込んでゆく。
このチャンジャはあまりの旨さに途中でおかわりするほど。
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カクテキ
思わず鶴橋に行きたくなるカクテキ。
こちらカクテキも素晴らしい味。
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ハツ刺し
臭みのないクリアな味に、ザクザクとした歯触りが堪らないハツ刺し。
味付けもお酒とよく合う。
ハツ好きには堪らない一品。
☆4
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ハツ
焼き物のハツはコロコロと厚切りのカットで。
焼きあがったハツを歯ごたえと共に味わい、ビールを一口。
臭みの無いハツとそのお酒に合う味付けに舌鼓を。
☆4
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煮込み
マジックソースと共に提供されるシンプルな煮込みは、まずはプレーンで一口。
ハチノスのほんのりした甘みが堪らなく優しい味。
しかしひとたびマジックソースを付けるとえも言えぬお酒のお共に早変わり。
これは旨い。本当に旨い。
2杯目の極上のハイボールを一口飲みながら箸を進め、自分がカウンターで一杯やるのがそれなりにふさわしい年齢になって来た事をしみじみと思い、昔の吉祥寺と昔の自分、今の吉祥寺と今の自分をぼんやりと考える。
☆5
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マジックソース
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ハラミ
ザ・ハラミといった様相のハラミは、私が普段食べているような極上といえるものではないが、その鮮度の良さがうかがえるもの。
そしてなんといっても500円という素晴らしいコスパ。
焼きあがったハラミをマジックソースに少しつけ、ハイボールを一口。
臭みの無いハラミの肉汁とマジックソースの競演をハイボールと共に眺め、味わう。
これぞ大人の週末に相応しい有り方だ。
☆3.5
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上ミノ
ザクザクとした上ミノも鮮度の良さがうかがえる一品。
あっさりした上ミノも勿論マジックソースの海へダイブさせ、コリコリとした小気味よい歯ごたえを味わいハイボールを一口。
歯で味わい、舌で味わい、アルコールを一口飲んだら、ふう、と心地よいため息を一つ洩らして、お店の雰囲気を肌で味わう。
生きてるって素晴らしいね!
☆4
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和牛もも肉
ファーストオーダーのホルモンを堪能した後は、正肉を。
コクもあり香りも強くこれは旨い。
一杯やるときは、カットも小さめのこんな感じが丁度いい。
☆4
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キムチ
次に移る前にキムチで小休止。
一緒にチャンジャもおかわりでオーダー。
2順目の肉が来るまで、しばしキムチで体をリセットする。
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シビレ
臭みの無いシビレ。私が普段食べているシビレより脂が少なめで、こってりというよりコクがあって濃厚といった印象。
こういうシビレもいいなあ。
☆3.5
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ホルモン
しっかりと焼いた皮目は香ばしく、脂の甘みと香りも美味。
そのまま食べれば新鮮で普通においしいシマチョウだが、ここの店にはマジックソースがある。
脂の甘みとマジックソースの塩分がハイボールを更においしくさせる。
とても幸せな時間だ。
☆3.5
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エリンギ
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焼きレバ
この焼レバーは私好み。
甘みはさほど強くないのだが、臭みがなく非常に濃厚。
やはり旨いレバーは焼いても旨い。
☆4.5
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ハチノスカレー
チャンジャ茶漬けと迷いに迷ってハチノスカレーを選択。
両方頼めばよいと思われるだろうが、私は炭水化物にはめっぽう弱く、炭水化物を入れると途端に満腹になってしまう。
気になっていたチャンジャ茶漬けは次回への宿題とし、2軒目もあるためハチノスカレーをオーダー。
カレー、旨い。
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全品500円という素晴らしいコスパとその雰囲気は何とも私好みで、近所にあったら夜ごとフラフラと吸い寄せられてしまうだろう。
1人で軽く焼いて軽く飲んで帰る、そんな時間が非常にマッチする店だ。

そしてこちらのお店はなんといってもお酒がとても旨い。
冷えた薄張りグラスにつがれたビールの泡は非常に繊細で、唇にあたるグラスの感触はそれを邪魔しない。
また、ハイボールのグラスは錫だろうか?冷えた金属のタンブラーの質量感のある唇への感触。
そしてそこから流れ込む神の液体。この対比がお酒の旨さを増幅させているように感じる。

飲み物まで行き届いた気配りに、このお店を作られた方はさぞお酒を愛しているのだろうと感心しながら一口、また一口とアルコールとホルモンを飲み食べ進め至福のひと時を過ごすのだ。

やはりここには酒好きホルモン好きの友達を至急連れてくるべきだな。

テーマ : 焼肉
ジャンル : グルメ

2012年11月10日 格之進R

格之進Rの店長のお休みに合わせ、代表の千葉さんが上京しとあるイベントをするとのこと。
魅力的なイベントに加え、千葉さんとも久々にお会いするため、即決でイベント参加を決定し、焼肉と乗換以外ではほぼ訪れない六本木に足を踏み入れた。


しゃぶしゃぶ
まずは肩ロースのシャブシャブから。
程良い香りと甘みと旨みのある肩ロースを湯にくぐらせるとあっさりとしていて中々旨い。
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バーニャカウダ
格之進Rおなじみバーニャカウダ。
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長期熟成スネ肉のビーフシチュー
こちらが今回のお目当てのビーフシチューで、長期熟成したスネ肉を一本丸々シチューにしたもの。
野菜や肉の旨みが溶け出たデミグラスソースから作られた絶品ビーフシチューは、非常に濃厚で贅沢な味。
最後の一滴も残さぬよう、バゲットにつけつつ堪能した。
これは中々食べられない味。至福。
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ビーフシチューの後はおなじみブロック焼へ。
勿論イベントという事もあり、千葉さん自ら肉を解体し、各テーブルにて焼き上げる。
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サンカク
こちらは私が焼かせていただいた。
赤身の旨みがぎゅっと詰まっており、鼻から抜ける熟成香が心地よい。
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バラ
カイノミの近くの部位だそう。
脂の甘みと、香ばしさが非常にいいバランスを呈している。
キャラメリゼされた外側部分の香ばしさが何とも堪らない。
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外モモ
歯ごたえがあり、噛みしめるとアッサリとしていて力強い肉汁が口の中一杯に溢れる。
赤身らしい赤身肉は肉を食べた!という感じがする。
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ミニ冷麺
〆はミニ冷麺を別オーダー。
格之進の冷麺は出汁が非常に私好みなので、こういうイベントでも〆に頼めるのは非常に嬉しい。
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終始和やかにつつがなく進んだ楽しいイベントだった。
イベントの最後は、千葉社長の思い付きによるじゃんけんにプレゼント大会が開催され、勝ち進んだ私は格之進のビーフジャーキーを手に家路についたのだった。

テーマ : 焼肉
ジャンル : グルメ

2012年11月8日 焼肉屋さんのしみず

会社からも家からもアクセスが中々良く、そして駅からも近いしみず。
この日も急に焼きたくなったため、会社帰りに待ち合わせ不動前へ向かう。


お通し
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ナムル盛り合わせ
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クルクルネギタン塩
この日のクルクルネギタン塩は、少し旨みが弱めかな。
☆3
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テール
テール自体はプリプリで味も濃く悪くないのだが、塩が少しキツく感じた。
☆4
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ハツ
臭みの無いザクザクとしたクリアなハツだが、これも味がキツく、ハツの良さが隠れてしまっているように感じる。
ハツ自体は悪くない。
☆3.5
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焼レバ
野趣が少しあるが、ねっとりした甘みがあり中々の焼レバ。
レバも塩がキツめ。
☆3.5
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ネギポン塩カルビ
今ではお決まりになった片面焼きねぎのせポン酢ちょい付で頂く。
これ好きだなあ。
☆4.5
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上ミノ青唐辛子
隠し包丁が入ったカットのせいか、塩のキツさが更に増幅し、しょっぱいというより少し塩江組を感じる。
ミノ自体は悪くない。
☆3.5
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上ミノ
ファーストオーダーを終えて、改めて上ミノを塩味薄目でオーダー。
塩加減も落ち着きミノのザクザクした歯ごたえが心地よく、旨い。
☆4
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ホルモン
この日のホルモンはポテンシャル高め。
プリプリの甘みのある脂に、香ばしい皮目がマッチして美味。
☆4.5
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上ハラミ
塊の上ハラミを二等分にした厚さの超厚切りで出していただいたハラミ。
香りがよく口の中でギュッと詰まった旨みが爆発する。
これは旨いなー。
☆5
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上ハラミ
超厚切りのハラミを食べた後、付けダレを変えたという話を伺いもう一度ハラミを試すことに。
胃袋のキャパシティも考え通常のカットで。
今回初めて新しい付けダレを付けてハラミを頂いたがこのツケだれが何とも旨い。
とろっとした粘度のあるつけダレはナツメを使用しているそうで、フルーティな甘みが非常に心地よい。
後味のショウガが良いアクセントとなっておりハラミとの相性が非常に良い。
今回はハラミでしかこのつけダレを使うことが出来なかったのだが、次回は是非ほかの物でも試してみたい。
☆5
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ユッケジャンクッパ
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アイス
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現在しみずではホルモンの味付けを塩のみにし、マストの加減を探っているらしい。

とはいえカットや部位によって感じ方はかなり変わってくる、前半感じた塩気の強さはそういう理由もあっての事だったようだ。

日々たゆまぬ努力を続けるしみずが、どのように発展していくか今から楽しみだ。
近い未来に来るであろう絶妙の塩加減のホルモンたちにこの不動前で出会えるその時を私は心待ちにしている。

テーマ : 焼肉
ジャンル : グルメ

キク

キク

キク
主に肉を焼いてます

最近は殆どinstagramで焼き状況をつぶやいてます。
id:samohangkicco


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