スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2012年10月21日 よろにく

行こう行こうと思いつつ、いつも来訪のタイミングをのがしているよろにく。
久々の来訪は、おまかせコースで。
気持ちを引き締め、精神を集中させ青山骨董通りへ足早に向かう。


お通し
八幡巻
煮て下調理した牛蒡を芯に牛肉や鰻、穴子などで巻き、付け焼きや煮て調理したもので、京都八幡にちなんだ牛蒡料理。
芯の牛蒡と人参の程良く残る歯触りが絶妙で、外側に巻かれた牛肉のむっちりした食感と絶妙にマッチしている。
肉の旨み、香り、出汁の塩梅が何とも心憎い一品。
☆5
002_20121029004940.jpg



冷製盛り合わせ
014_20121023010638.jpg


カメノコ
こちらのカメノコは、塩の輪郭のはっきりした醤油にすり胡麻の風味を追加した醤油で頂く。
程良く前述のタレを付けて頂けば、肉の香り、旨みと胡麻の風味が一体となり口の中に広がり、心地よい口福感が体を襲う。
醤油自体がかなりクッキリしているため、付け過ぎに注意。
☆4.5
015_20121023010638.jpg


ツラミ
滑らかな舌触りで、甘みと旨みが非常に深く何とも心地よい。
咀嚼していると、穏やかで豊かな香りが鼻腔を抜けてゆき、甘み・旨みと渾然一体となり私の体を支配する。
素晴らしく旨い。
☆5
016_20121023010638.jpg


ツラミのタタキ
タタキのツラミは、おろしポン酢で。
タタキはツラミ刺しより更に濃厚な味わいで、おろしポン酢の酸味、ツラミの香りと非常にマッチしている。
表面に火を入れることにより、旨みが更に深くなったのだろうか。
同じ部位をカットや調理法で提供し、違いを魅せるその組立。
肉好きには堪らないね。
☆5
017_20121023010711.jpg


ランプ
ステーキカバーを用い焼き上げられたランプの断面のグラデーションの美しさはまるでスタールビーのように深く美しく、私の視線を捕えた。
特筆すべきは網との接着面の色だ。
メイラード反応による肉の色の変化は、ほぼ表面のみで断面から見てもおよそ1mm程しか起こっていない。
それでいて中心部までしっかりと火が入っているのは、やはりステーキカバーを用いることで対流伝熱によりじわじわと肉に熱を入れたためだろうか。
火入れによるストレスをほぼ与えずに焼き上げたランプは、持てるポテンシャルを全て引き出された様子で、濃厚で旨みが深い。
だらしなく顔を緩めながら一口はプレーンでそのまま、もう一口はガーリックチップで頂く。
何とも罪深い味なことよ、この手法は私も是非試してみたいものだ。
☆5+
009_20121023010639.jpg

010_20121023010638.jpg

022_20121023010711.jpg


ツチノコ
ねっとりと歯に絡むつくような柔らかでしっとりとした口当たりのツチノコは、甘みが強く、濃厚で深い味。
2度、3度と噛みしめていると、霞と消える儚い夜明けのように静かにその姿を隠す。
しかしまるで自分が存在したことを証として残すように芳醇な残り香をしっかりと残してゆく。

私はその不在を少し悲しみながら、残り香の後を追い静かに堪能し素晴らしい肉と邂逅に思いを馳せるのだ。
☆5
026_20121023010711.jpg


サラダ
焼肉の時にサラダを食べることはあまりないのだが、こちらのサラダの味付けは美味しいです。
030_20121023010710.jpg


タン元(薄切り)
薄目にカットされたタン元を更に半分に切り開いたタン元は、片面焼きで瑞々しいレア部を外側になるように口に頬張る。
舌にぴっとりと吸い付くように滑らかなタン元は、何とも官能的な舌触り。
しばしうっとりとした様子でその繊細な旨みと香り、舌触りをひとつ残らず味わい尽くす。
☆5
033_20121023010806.jpg


タン元(厚切り)
表面を香ばしく焼かれたタン元は、繊細な薄切りのタン元とはガラッとそのイメージを変えて何とも力強い旨みを表現している。
サクッとした歯触りからはは、滑らかな舌触りから真逆のある種の潔さ、雄々しさを感じる。
内部から弾けだすように溢れる肉汁、そして鮮烈ともいえる程の力強い香りに私の体は抗うことなく支配される。
☆5
032_20121023010710.jpg


みすじの生春巻
よりウドのように螺旋状にカットされた胡瓜があしらわれ、見目も可愛らしく盛り付けられた生春巻は、食感の洪水。
先ず顔を出したのはライスペーパのムチムチとした食感と、野菜のシャキシャキとした食感。
そして後を追うように、炙ったみすじの旨みと香りが顔を出す。
丁度野菜の香りが落ち着いた頃に、まるで様子をうかがっていたかのよう顔を出すみすじに言いようのない愛らしさすら感じる。
旨い。
☆4
041_20121023010805.jpg



043_20121023010805.jpg

シャトーブリアン
薄切りにカットされたシャトーブリアンのしっとりとした食感はまるで絹のヴェールのように柔らかで軽い。
ふんわりと優しくほぐれながら、口の中で消えてゆく薄切りのシャトーブリアンの旨みと香り、そのたれとの絶妙な相性は思わず人を悶絶させるほどの旨さ。
口の中で消える瞬間は何とも名残惜しく、追いすがるように直前までそこにあったその強烈な存在を探す。
残るは胸を締め付けるような、薄切りシャトーの香りの足跡と鮮烈なる記憶のみ。
狂わしい程に罪深い味だ。
☆5+
045_20121023010805.jpg


ウワミスジ
赤身の旨み、濃厚なコクが溢れんばかりに詰まった程良い厚さのウワミスジ。
その旨みとタレの調和が何とも秀逸で、ウデ好きの私には非常に堪らない。
この旨みとコクの洪水の中から主張する繊細な香りの何とも力強いこと。
奥歯でギュギュっと噛みしめる度に溢れるその素晴らしい旨みに身悶えつつ思わずため息をこぼす。
幸せだ。
☆5
046_20121023010805.jpg


ハラミ
ハラミは繊維に対し水平にカットしたものと、垂直にカットしたものを食べ比べた。
特に垂直の方は、カットの際に肉汁の流失を防ぐためゆっくりゆっくり包丁が入れられ、切り分けられた。
垂直カットの方が、歯で噛み切るときの繊維がホロっと解ける口当たりが心地よく、また溢れる肉汁感をより強く感じることが出来たように思う。
個人的には垂直カットの方が好みかな。
包丁を入れる際に肉を潰してしまわない様注意が必要だが。
☆4.5
038_20121023010806.jpg


ローストビーフ
ヒレで作られたローストビーフは、アスパラ、スナップエンドウ、玉ねぎ、芽ネギ、牛骨のジュレで合わせられている。
しっかりとした味のローストビーフの旨みと食感、野菜の甘みと食感の取り合わせが非常に素晴らしかった。
特に飲み込む寸前位に表情を出す芽ネギの甘みと香りが何とも爽やかで、肉と野菜の調和をぐっと底上げしているように感じる。
素晴らしい肉と野菜のマリアージュ。
☆5
051_20121023010924.jpg


土瓶蒸し
まさか焼肉を食べに来て土瓶蒸しに出会うことになるとは。
嬉しい驚きを隠しきれずにまずはそのまま出汁を一口。
…旨い。
輪郭のはっきりした出汁に肉の旨みとコクがプラスされており、松茸の鮮烈な香りがクッキリと立ち上る。

そのままの状態で一口頂いた後は、添えられたスダチをひと絞り。
…何という事だろう、松茸の鮮烈な香りにスダチが加わることにより、更に色鮮やかに開き、その香りは空間という名のキャンバスを彩る。

蓋を開けて目をやるとそこには松茸と共に揺蕩うコプチャンが。
そう、出汁に肉の旨みを加えていたのは何とこのコプチャンだったのだ。
コプチャン、松茸、出汁、スダチが織りなす小宇宙に感動しつつひと口、もう一口と飲み進めると、コロンとした土瓶はたちまち空に。
ふう、と一息つきながら無言でその余韻を噛みしめる。

心地よい脱力感に包まれながら、ただひたすらその感動的な旨さをしばし反芻し続けた。
☆5+
055_20121023010923.jpg

058_20121023010923.jpg


みすじ
やはりよろにくのみすじは素晴らしい。
初めてこちらのお店に来た時、このみすじにいたく感動したことを昨日の事のように覚えている。
絶妙な薄切りのみすじは、濃厚なコクと旨みと香りと共に口の中でふわりとほぐれる。
焼肉回数を重ね、いろいろな店でみすじを食べれば食べる程、こちらのみすじの素晴らしさを実感する。
☆5
062_20121023010923.jpg


シルクロース
その名前通り、シルクの様に滑らかなでふわりと溶ける食感のシルクロースは定番の一品。
甘みの強いタレにジャブっとつけて、小さなボール状にされたご飯とひと口で。
この魅惑の取り合わせはまさに禁断の味。
☆5
065_20121023011051.jpg


サーロインと松茸の串焼き
長方形にカットした大根を土台にし、串でサーロインと松茸を交互に挟み、直接網に触れない様焼き上げるといった何とも贅沢な一品。
松茸はサーロインの旨みを、サーロインは松茸の香を纏い、お互いにポテンシャルを高め合う。
スダチを軽く絞り、そのふくらみのある香りと旨みを余すことなく味わう。
松茸のような高級食材を普段はあまり食べる機会はないが、この松茸と牛肉の取り合わせは何とも言えない旨さだ。
☆5
069_20121023011051.jpg

071_20121023011051.jpg

072_20121023011051.jpg

076_20121023011050.jpg


松茸ごはん
〆は松茸ごはんで。
釜の蓋をあけると、上記と共にふくらみのある松茸の香があたりに立ち込める。
茶碗によそわれた松茸ごはんは、もちろんおこげ付き。
漬物をかじり、松茸ごはんを頬張り、赤だしを飲む。
秋の味覚と共に日本に生まれた喜びを心で味わい尽くす。
幸せの味というのはこういうものなのかもしれない。
☆5
077_20121023011115.jpg

082_20121023011115.jpg

083_20121023011114.jpg


ほうじ茶のかき氷
086_20121023011114.jpg


しろくま
087_20121023011114.jpg



久しぶりの来訪となったよろにく。
一般的な焼肉屋の枠からはみ出したその一品一品の料理の完成度は、目を見張るほどに素晴らしい。

いつも私に新しい焼肉の世界と、言いようのない感動と幸せをあたえてくれるよろにく、これからどこまで行くのか、生涯見続けていたい、そんな気持ちになる。

vanneさん、そして網を囲んだ皆さん、素晴らしい時間をありがとうございます!
スポンサーサイト

テーマ : 焼肉
ジャンル : グルメ

コメントの投稿

非公開コメント

No title

やはりこの時期,どこでも松マッシュですねーw
昔の焼肉屋さんでは考えられない気が.
で,この串焼きの大根はどうなっちゃったんですか?

Re: No title

やはり秋ですからね!!
しかし牛肉と松マッシュの取り合わせは罪深いっす。

この串焼きの大根は食べてないっす!単純に焼きの土台として使用しました。
家だったら確実に後で煮て食べてますけどね(笑)
キク

キク

キク
主に肉を焼いてます

最近は殆どinstagramで焼き状況をつぶやいてます。
id:samohangkicco


七厘
金竜山
虎の穴
ゆうじ
みすじ
Cossott'e
格之進
仙珠
精香園
醍醐
黒牛
ふたご
又三郎
満月
松蘭
みやす
番外編
その他
未分類
多平
今半
牛蔵
黒5
CARNEYA
丸子屋
請来軒
SUPUL
キノエ
牛三郎
生粋
もぐら
2014/05/25  キク
2014/05/17  せん
2013/12/25  キク
2013/12/22  いのおか
2013/12/18  キク
2013/12/17  キク
2013/12/16  プロ・ビーラー
2014/07 (18)
2014/06 (7)
2014/01 (10)
2013/12 (37)
2013/08 (3)
2013/07 (20)
2013/06 (21)
2013/05 (1)
2013/03 (20)
2013/01 (7)
2012/12 (1)
2012/11 (6)
2012/10 (12)
2012/09 (14)
2012/08 (10)
2012/07 (7)
2012/06 (10)
2012/05 (9)
2012/04 (4)
2012/03 (14)
2012/02 (6)
2012/01 (7)
2011/12 (10)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。