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2012年9月14日 七厘

9月も初旬を過ぎた頃、急にむくむくと頭をもたげてやって来たのは七厘の肉への渇望。
自制心の無さならば右に並び出る物はいないと自負している私である。
勿論我慢できるはずもなく急遽前日に予約を入れた。
想像通り満席であったため当時はどこかで時間をつぶし、お店から連絡があったら向かおうなどと考えながら仕事をしていたところ鳴り響いた携帯電話。
どうやらキャンセルが出たらしい。
急遽七厘に予約を入れたことは2回目のうち運よく(私にとって)キャンセルが出ること2回。
自分の幸運に感謝しつつ愛馬日比谷線に飛び乗ったのだ。


カクテキ
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幻のタン
急な予約にかかわらず、例のキャンセル待ちがあったためありつけた幻のタン。
自分の持つ肉的幸運にニヤリとほくそ笑みながら、網にそっと横たえゆっくりと火を入れてゆく。
このクオリティのタンがこの価格で食べられるという幸せに、何度来ても驚き、そして喜ばされる。
サクッとした歯触りは心地よく、その舌触りは何とも滑らかで艶めかしい。
あふれ出す旨みの洪水にしばし心を奪われこの素晴らしき店への来訪を心と体で実感するのだ。
この値段でこれだけの肉オリティのタンを気軽に味わえ口福を感じることができる。
なんと安い…なんて安いタンなんだ。
☆5
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サーロイン
テラテラと艶めかしい光を放ち私を誘惑するサーロイン。
その上質な脂はサラリと口の中に溶けだし、その優雅な甘みと共に甘美なる快感を私に余韻として残してゆく。
恍惚と喜悦の入り混じった世界に入り込んだら、そこが七厘おまかせコースのスタート地点だ。
☆4.5
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カイノミ
厚切りのカイノミは鹿の子状に隠し包丁が入れられている。
しっかりした厚切りでありながら繊細なその赤身を崩さないように優しくトングで焼き上げ口いっぱいに頬張る。
心地よい歯触りの肉繊維一つ一つを噛みしめるとあふれ出すその濃厚な旨みは、まるで上質なスープの様。
いかにも肉らしい香りとあふれ出すスープにしばし溺れる。
☆4.5
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まき
しっかりとサシの入った巻ロースはある種の年齢層の人が見たら怯んでしまうかもしれない。
しかし臆することはないのだ。
上質な脂は人を満腹にこそすれ、気持ち悪くすることなどはない。
表面を香ばしく焼き上げた巻ロースは、表面の香ばしさとは全く裏腹に優しくふんわりとした肉繊維を内包している。
その食感のコントラストと肉汁、脂の旨みを一口目でダイレクトに味わい、二口目で趣向を変えて柚子胡椒をアクセントに頂く。
旨い。
☆4
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みすじ
簀子の上に堂々と鎮座するみすじ。
その滑らかな断面は舌に絡みつくように滑らかで、柔らかで繊細な食感は儚くも美しい。
それらは独特な甘みと赤身のコクをよりダイレクトに舌に感じさせてくれるようにも感じる。
☆4
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ランボソ
しっとりとしていて柔らかな食感のランボソは、口に入れた瞬間その柔らかさにどこか頼りなさを感じる程だ。
しかしそれ印象は大きな間違いであることは明白といわんばかりに溢れる濃厚な旨みとコク。
ほろほろと消えゆくその姿に追いすがりながらその旨みとコクを最後まで味わい尽くす。
☆5
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とうがらし
この日一番刺さったのがとうがらし。
私がとうがらし好きと知った上でラストに持ってくる演出も非常に心憎く、目の前に出てきたとうがらしに思わず顔がほころぶ。
口に含んだ時に感じるはその柔らかな香りと旨みで、一噛み、二噛みと咀嚼をするとその柔らかな旨みは奥行きを持って口内、いや体中に広がってゆく。
さざ波のように静かに、そして確かに広がるその旨みの渦にいつまでも揺蕩っていたい…そんな気持ちになる。
旨すぎる。
☆5+
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ヒレ
いつもの七厘のヒレは身がしまった印象だが、この日のヒレはふわふわとして瑞々しい印象。
どうも吊るしの期間がいつもより短いとのことだ。
いつもとは違う様相のヒレだがこの瑞々しさも如何ともしがたい魅力。
焼きあがったヒレは芳しく、内部はふわふわと瑞々しい印象で、まるでチュールレースで出来たベールの様に繊細だ。
☆4.5
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切り落とし
もはや語り尽くした切り落としは、おまかせ予約時サービス、単品オーダーでも650円という破格のメニューで、その肉オリティはもはや切り落としのレベルではない。
非常にありがたくいつも頂いているのだが、ひとつ難点を上げるならばここの切り落としに慣れてしまうと、他のお店の切り落としで満足することが難しくなることだ。

七厘の切り落としと他店の切り落としを比べることはナンセンスだという事は分かっているのだが。(七厘の切り落としは個人的に異常だと思っています。)
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冷麺
いつもお肉でおなかを満たしてしまい、中々頼むに至らなかった冷麺。
私好みの出汁で、これも美味。
次に〆まで到達できる日はいつ来るのだろうか…(いつも肉を食べすぎてしまうため)
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またまたご馳走になったデザート
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普段であればもう少しお肉を食べるところだが、この日はポーションが心なしか大き目だったため、追加オーダーまで至らなかった。
しかしおかげでずっと気になっていた冷麺をやっとオーダーすることができた。

もう少し私に自制心があれば〆もオーダーしたいのだが、前述のとおり私の自制心は豆腐のように脆いため、七厘の肉たちを前に一瞬で崩れ去ってしまう。

ずっと気になっている石焼ビビンバ、シマチョウ…魅惑的な正肉を前にして私の自制心が保たれる日は果たして来るのだろうか。

私の自制心が保たれる日と、私の胃が更に広大な宇宙へと広がを見せる日、それらはどちらが先にやってくるのか…これ以上語るべくもないだろう。
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テーマ : 焼肉
ジャンル : グルメ

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No title

うむ,やはり最近噂のマボロシとはヴィジュアルから違いますね.
ある種のオーラを感じます.
,,,って,ヲイラもまた行きてー!!!
時間と都合付けて,おうかがいせんとです.

Re: No title

いやあ、本当に美しい黒タンですね。

私は今日一人で行ってきましたよ!!
相変わらずヤバかったっす…。
ちなみに昨日も行ったのですが、昨日のメンツの3/5がまたこちらで焼いていました(笑)
(別テーブルです)
キク

キク

キク
主に肉を焼いてます

最近は殆どinstagramで焼き状況をつぶやいてます。
id:samohangkicco


七厘
金竜山
虎の穴
ゆうじ
みすじ
Cossott'e
格之進
仙珠
精香園
醍醐
黒牛
ふたご
又三郎
満月
松蘭
みやす
番外編
その他
未分類
多平
今半
牛蔵
黒5
CARNEYA
丸子屋
請来軒
SUPUL
キノエ
牛三郎
生粋
もぐら
2014/05/25  キク
2014/05/17  せん
2013/12/25  キク
2013/12/22  いのおか
2013/12/18  キク
2013/12/17  キク
2013/12/16  プロ・ビーラー
2014/07 (18)
2014/06 (7)
2014/01 (10)
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